事例154(界壁のボード未施工部)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
私一人が使う高速代は平均月5万円ほど、
高速道路が安くなるのはありがたいですが
渋滞が増えるのが心配です。
■(1)今回の事例_________________
・「界壁の不備」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
先回同様 集合住宅界壁の石膏ボード一部未施工。
写真はユニットバス点検口から洗面室天井裏を撮影、
木部が見える。
◆内容説明
先回も説明しました
集合住宅で隣世帯との境壁・・界壁(かいへき)
防火、防音のため石膏ボードを2重に隙間なく
張る事が基本なのに木部が見えている。
賃貸集合住宅に入っているユニットバスの値段は
原価で一つ15万円程度のものが多い。
安い分やはり壁、天井が薄く、火災になれば
すぐに溶けて火が周囲へまわってしまうでしょう。
私は15年くらい前
軽量鉄骨2階建て集合住宅の火災現場あとを
見たことがあります。
火元の世帯は完全に燃えてしまいましたが
隣世帯などへの延焼、設備被害はなく
他の方への生活支障は出ませんでした。
火災時の安全確保で重要な界壁
ここはしっかり抑えるべきです。
◆対策
プランや工法により現場で間違いが起きやすい。
界壁のおさまりを事前によく確認することと
工事中に界壁全体を確認することです。
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■(2)編集後記
・公示地価下落
・新築マンション大幅値引き
最近の不動産に関するニュースです。
買う側にとってはいい条件ですが
・マンション販売で営業が断った客に「逆切れ」
という先週のニュースにあるように
売る側が必死であるため
トラブルになることが急増してます。
安く買えることはいいことですが
全て相手の言いなりは危険です。
値引きしたから
・内覧会省略でそのまま受け取ってとか
・今日契約してとか
値引きを条件に基本的なことを妥協するのは危険です。
「買ってから後悔しても遅い」
いくら値引きしてもらっても
「対等な立場」
での売買交渉が大事です。