事例147(掘削不足による基礎寸法未確保)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
事務所の裏で木造住宅の解体工事が
昨日より始まりました。
普段は建てるほうばかり見ているので
反対の作業を見るのはなぜか新鮮に感じます。
■(1)今回の事例_________________
・「掘削不足による基礎寸法未確保」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します。
基礎鉄筋のコンクリートかぶり不足。
ビニールシートと鉄筋が付いて
コンクリートがまわらない。
当然、基礎幅も不足する。
◆内容説明
写真の部分はベタ基礎の外周部
建物と地盤にやや高低差があり
基礎の立ち上がりを高くしている
「高基礎」と言われる部分。
高基礎のこの部分
結構、この現象が多いです。
土を削る時に
削る範囲が不足しがちです。
削りすぎるとコンクリートが
たくさん入るので位置を出し、
勘も頼りに土を削りますが
ぎりぎり過ぎると規定のかぶり、
基礎幅が取れなくなります。
規定のかぶり、幅が取れないと
強度および耐久性に影響します。
この現象は鉄筋を組んだときに
気が付くため、すでに土を削り終えて
防湿シートを敷いた状態では
あと戻りが面倒で
そのままにされたと思います。
◆対策
コンクリートを流し込む前の検査で
発見できます。
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■(2)編集後記
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主催は横浜の住宅検査セイソクさんで
私が話す内容は1時間程度
セミナーの内容は
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進藤氏および私が巷であふれている
住宅情報を整理して実際はどうなのかお伝えします。
当然、ホームページやメルマガなどで
書けない内容も含め真実を教えます。
トラブルにならないためには
業者を見極め、嘘を見抜く事が大事。
セミナーに参加すれば
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知ることができます。
セミナー時間は 13時30分~16時 私はこの中の1時間
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参加申し込みは 当社又は住宅検査セイソクまで
TEL 045-567-2866 (10時~22時 無休)