欠陥住宅事例70
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
ホームページの欠陥写真がパート3へ以降しました。
今回は透湿防水シートの重ね不足です。
■今回の事例______________________
・「透湿防水シートの貼り重ね寸法不足」
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写真解説:透湿防水シートの重ね不足、
写真の青矢印巾が規定で
赤矢印の重ねしかない。
ほとんどの住宅において外壁材の下に施工される
「透湿防水シート」
材質は簡単に言えば紙で
雨を通さず、湿気だけを通します。
仕上げの外装・・
サイディングでも
モルタル壁でも
それ自体の防水は100%ではありません。
仕上面から入ってしまった雨を
最終守るのが「透湿防水シート」です。
ここから説明を・・と思いましたが
こんな協会のHP見つけました。
透湿防水シート協会 http://ntba.jp/
私も今まで知らなかったです~
わかりやすい説明、図があり、
知りたい人は是非見て下さい。
今回の問題は下からの貼り上げでできる
上下のジョイントの重ねが足らないことです。
(上下重ねの規定は90mm以上)
※メーカーで100mmとしているものもあります。
上下、左右などのジョイントは
ただ、重ねるだけで密着などは通常しません。
ジョイント部分や窓廻りなどが不完全ですと
防水の意味がなくなりますね。
◆対策
この部分はあとから見えなくなる部分であり
雨漏りという家にとって重要な事なので
検査を必ずしましょう。
サイディングから雨が入り
上下の重ねが反対で雨漏りした家を
調査したことあります。