欠陥住宅事例95(階段高さミス)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の午前中は書類作成に追われています。
午後は検査、今日も暑そうです。
■ 今回の事例__________________
・「階段の高さが一定でない」
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写真解説:玄関ポーチの階段高さ。下より1段目20cm、
2段目13cm、差は7cm。リズムを崩し、
使いにくく危険。
今回は基準とか構造には関係ありません。
玄関ポーチの階段の高さ(けあげ)が
バラバラの事例です。
階段の感覚として「きつい、緩い」を
感じると思います。
今回のように、段の高さが7CMも違うと
リズムを崩し転んだりする確率が
非常に 高い と思いませんか?
普通、階段の高さは一定ですね。
このような階段になった理由ですが
たぶん、外回りの土の高さの設定が
想定と違ったためでしょう。
今回、検査で指摘すると
一度は 「基準にないから」
と是正を拒否されました。
(費用がかかるからですね)
業者は家を引渡せば終りですが
これから毎日、何十年と家族が通る場所、
施主にとったらこのままでいいわけありません。
最終的には渋々直してもらいましたが
最初からすんなり是正して欲しかったです。
いろんな業者がいます。
「儲かる、損する」で判断する業者から
買いたくないですね。
◆対策
引渡し後に気が付いても是正してもらえない事は多いです。
工事中や完成時、生活を想定して
きちんと家を自分でもチェックする事です。