欠陥住宅事例94(ビスの不備)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
先週末から非常に蒸し暑いです。
今日も検査行ってきましたが、
ちょっと動いただけで汗かきます。
事務所の中が涼しくていいですね~
■ 今回の事例__________________
・「石膏ボードビスピッチの不備」
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写真解説:2×4、浴室周りの耐力壁石膏ボード
のビスピッチが広い。
写真は検査指摘後、ビス打増し是正中。
日本の住宅の壁下地のほとんどは
石膏ボードです。
高校生がイライラして壁を叩くと
簡単に穴が開く、石膏ボードですが
実は、耐力壁として地震や風の力を
受ける役割を一部はたしているのです。
耐力壁として基準を満たすには
きちんとした釘又はビス留めが必要で
意外に大工さんがこの事を理解してないのが
現場での現状です。
今回はたまたま、翌日にユニットバスを
設置するという状況で検査に伺い
ビスピッチの広さを指摘しました。
写真のように簡単に是正ができるのも
ユニットバスがないからで、
もし、設置後であれば一度ユニットバスを解体
しないといけないところです。
私たちのような検査は業者側に嫌われるのが
一般的ですが、業者側にメリットがある場合は
感謝されます。
◆対策
今回の現場の例でも
監督さんはチェックできていません。
あとからユニットバスの天井裏などから
ビスピッチをチェックできますが
もし不備があれば
補修はクロスをめくったり、設備を解体したり
大変です。
2×4や在来工法でも準耐力壁をみている場合は
きちんとこの工程は検査すべきです。