欠陥住宅事例54
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『躯体ジョイント部の釘打忘れ』を紹介します。
■今回の事例______________________
・2×4住宅の外壁コーナー接合部の釘打ち忘れ
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2×4の接合部は釘で主に接合します。
写真の赤の印のように各コーナーから釘打ちが必要ですが
片方を打ち忘れた例です。
現在、壁部分などはトラックに乗る大きさでパネル化されて
現場に搬入されるため、全て現場で釘打ちはしませんが
パネルジョイント部などは現場で大工さんが釘を打ちます。
2×4の釘打ちの量ですが
数えた事はありませんがものすごい数です。
(何千本という単位でしょう)
人間がやることですから当然完璧の確率は少ないです。
事実、この現場もこの他、主要部で2ヶ所釘打ち忘れが
ありました。
私が思うには、大工さんが打ち忘れる理由の1つに
打ったあとの釘頭は木の節などと類似し
非常に見難いためではないかと
他メーカーの家でも社内検査の後に検査に行っても
私はよく釘の打ち忘れを発見することが多いです。
よほど意識しないと見えないのが
躯体の釘頭です。
◆対策
全数検査しかありません
ただし、かなりの見る意識を持たないと見えません。
先日、ためしに完成検査などは慣れている
当社のスタッフを現場へ連れて行き
釘の打ち忘れの発見だけ集中させましたが、
2ヶ所の見落としがありました。
私は100%ではないでしょうが釘の打ち忘れが
よく見えます。
やはり経験でしょうか?