欠陥住宅事例84
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
結露
~ひどくなりすぎた結露
■今回の事例___________________
・「壁が結露でボロボロ」
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写真解説:窓下の結露がひどく、
下地の石膏ボードがダメになった
窓だけでなく
窓下壁の表面も濡れるほどの結露が発生し
新築から7年
ついに石膏ボードの壁がボロボロになってしまった。
結露の原因は
室内の水蒸気量
壁などの温度差
などが原因で起こりますが
今回、窓廻りや床部の断熱施工、設計に不備があり
(=温度差を生じる 断熱ミス)
ひどい結露が発生しました。
結露は主に冬場発生し
(夏におきる結露もありますが)
石膏ボードなどの壁材は今回のように
数年の被害の蓄積でダメになるケースがあり
被害が発覚した時に保証切れという事態も考えられる。
◆対策
壁や躯体を傷める結露は補修費がかさみますし
ただ、直してもまた同じことの繰り返しである。
設計時の結露対策の配慮が一番大事で、
鉄筋コンクリート造や気密の高い住宅は
特に設計時に注意しましょう。
無知な設計者、施工業者が多いので
自分で注意を促す事が一番安全である。