事例130(点検口まわり断熱材なし)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は朝から3件検査をして
3時半に事務所に戻ると
「今から来てほしい」という依頼があり
近くでもあり検査に行ってきました。
久しぶりの当日依頼。
暗くなる前ぎりぎりで業務終えました。
そのあと夜、岡崎まで打ち合わせに行き
戻ってきたのは9時。
書類がたっぷりたまっています。
■(1)今回の事例________________
・「床下点検口まわりの断熱材がない」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
床下点検口まわりの断熱材がない。
◆内容説明
今回は確率的に高い事例です。
床下点検口は後々のメンテナンスなどのために
設けられます。
今回のような事例は
床を全て施工し、点検口をあとから
開ける場合が多いです。
開口を開けるときに周りの断熱材を含め
取っていまい、あとで入れ忘れるようです。
最近の床下点検口、
「高気密、高断熱」仕様のものが多いです。
点検口まわりに隙間があれば、この商品を入れる
意味も半減します。
◆対策
完成時、点検口を確認しましょう。
断熱材以外に
水漏れ、ごみの散乱など見つけることがあります。
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■(2)編集後記(普段はメルマガのみに記載)
不況のニュースが最近目に付きます。
特にトヨタ関連のニュースが多く
当社の事務所は豊田市に近く、身近な話題です。
住宅業界はどうなるんでしょうか?
私の予想では
ユニクロが好調なように
住宅ではローコスト志向が強まるのではと思います。
それを予想してかどうかわかりませんが
タマホームが値段の安い新商品を出しました。
名前は「賢者の邸宅」
・・・何か意味ありげなネーミングですね。
タマホームの大工さんは
休みが取れず、体が壊れるくらいに忙しい。
雇用不安とは全く無縁の世界で
それほど売れている証拠です。
面積や設備、仕様など納得すれば
値段は安いほうがいいです。
ローコスト住宅は
「安かろう悪かろう」という
不安があります。
現実、ネットの掲示板をにぎわしているのも
確かです。
ただ、私が最近検査で感じることが2つあります。
一つは
組織の大きいローコストメーカーは
品質が上がっている。
品質に問題なければ
値段が倍近い 大手ハウスメーカーを選ぶ人は
減るでしょう。
もう一つは
大手ハウスメーカーの現場より
ローコストメーカーの現場の方が
雰囲気がいい。
職人さんが前向きに明るく仕事している。
将来性を反映しているのかもしれません。