欠陥住宅事例112(基礎のひび割れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は朝、涼しかったですが
昼間、外は暑かったです。
■ 今回の事例__________________
・「基礎のクラック」
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写真解説:基礎のクラック。写真は収縮クラック
ではなく地盤沈下によるもの。
基礎のヒビ割れ=クラック。
相談があるとほぼ99%は
コンクリートが乾燥する過程で起きる
「収縮クラック」
いわゆる・・ヘアクラックです。
程度によりますが構造的には影響ない
とされています。
今回写真に載せたものは、地盤沈下によって
発生したもので幅は太く約1mm。
床も最大8CM傾き、サッシもきちんと閉まりません。
クラックを見つけた場合
自分自身で悩むよりは
専門家に判断を求めましょう
原因特定は非常に困難だからです。
◆対策
今回の写真のようなクラックは
地盤沈下が原因で起きます。
特に造成地では
慎重な基礎補強検討が必要です。
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■(2)編集後記(普段はメルマガのみで読めます)
週末、Human21の民事再生のニュースに
驚きました。
また、上場企業の倒産です。
分譲戸建てよりもマンションの影響が大きかったようですが
業界の不況を感じます。
今後人口減の影響で
住宅着工数も年々減っていく予想です。
競争激化でいい業者が残れば良いですが
必ずしもそうではありません。
資材高騰、仕事減による競争激化、購入者の給料ダウン
↓
価格競争激化
↓
会社の利益を圧迫する
↓
社員、職人の人件費を削る
↓
品質ダウン
今後、業者の見極めが
ますます重要になりそうです。
しかし、偽装米などの事件にしましても
素人で見極めは困難です。
どうしたら家を安心して建てられるか・・
依頼先選びと工事中の検査が
重要になるでしょう。