欠陥住宅事例49
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『ビス打ち忘れ』を紹介します。
■今回の事例____________________
・壁の下地「石膏ボード」のビス打ち忘れ
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ついにHPの欠陥写真は100番になりました
連載を始めて2年弱です。
今回の事例は壁、天井の下地に使われる「石膏ボード」
を留めるビスを打ち忘れる事例です。
昔は釘で止めることが普通でしたが
あとで釘が浮き上がるなどの理由で最近はビスが主流です。
特に地震時のことを考えるとビス打ちを推奨します。
ビス留めの基準は2×4以外は自社などで決めていることが
多いでが、最低基準は@300mmです。
だいたい@200mmで施工いている会社が多いようです。
(注意 在来でも準耐力壁の場合は明確な基準があります)
このビス留めですが、打つ数が多いため機械で慌てて
やるためか忘れが出やすい
あとに入るクロス屋さんが必ず気が付くでしょうが
少しでしたら面倒なのでそのままクロスを貼るでしょう。
ビス打ち忘れの支障として考えられる事は
・耐力壁などの場合は耐力低下
・忘れが多い場合は ボードが動きクロスにすじが入るなど
1本くらいなら支障ないでしょうが家全体で忘れ50本~
と言う事例も検査してて珍しくありません。
◆対策
クロスなど仕上前に確認するしかないです
ただ、全部見るのは非常に大変
「やっている私が言うので間違いないです。」
2人くらいで重複してみると良いでしょう。