欠陥住宅事例45
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『かすがい打ちの不備』を紹介します。
■今回の事例___________________
・屋根を構成する小屋束端部の固定不良
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今回の指摘は木造住宅の検査指摘の「定番」のような事項
・・・つまりよくある事例です。
今までよくありすぎて写真をアップするのも
忘れてたくらいでです。
公庫仕様書から1ヶ所につき2つ「かすがい」を打つ
ことが大工さんの間でもほぼ知れわたっていますが、
時々、片面(1ヶ)打ちや部分的な打ち忘れを見かけます。
地震や風で屋根部分が変形しないように
端部を「緊結」する目的であり、
先回のメールに記載しました
「建築基準法施行令47条の1」
構造耐力上主要な部分である継手又は仕口は、ボルト締、
かすがい打、込み栓打その他の国土交通大臣が定める構造方法に
よりその部分の存在応力を伝えるように緊結しなければならない
に該当します。
◆対策
これは上棟後に全数検査しかありません。
ただ、上を向いて確認していると階段などの開口部から
転落する恐れがあるのであまり施主さん自身の検査は
お薦めしません。