号外4 いい現場の「簡易見分法」
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今回はいつもの欠陥事例紹介とは違った内容を
お伝えします。
「問題のありそうな現場の簡単な見分け方」
私は今まで検査を850件以上行ってきた経験上から
検査をする前に現場を見た瞬間、現場の出来を想像する事が
できます。
これはほぼ 「はずれ」 ません。
最後まで読むと当たり前のこととわかりますが
あらためて言われると納得できる事です。
まずは【基礎工事】ですが
○「鉄筋がぱっと見てきれいに組んである」
斜めになっていたり、バラバラな感じがしない
○「地面と鉄筋のかぶり(地面からの離れ)が規定の6CM以上
きちんと取れている。」
地盤の水平を出すのは非常に手間です、手がおろそかな職人
はかぶりの確保がまずできません。
次に【大工工事】
○内部の材料の整理整頓、清掃状況がきれい
○釘やビスの打ち方がきれい
これらは「几帳面さ」が出る箇所です。
腕もありますが几帳面な性格が仕事全体に表れます。
ここまで読んでいただいたらわかったと思いますが
職人の几帳面さを見れば問題がありそうかどうかがわかるんです。
一部だけ几帳面という事はまずありません。
几帳面な職人は完璧主義の人が多いです。
この反対の汚い現場でいい仕事はほとんど見ません。
今後の参考にしてみてください。
ただ、基準を知らないなどの無知な場合は問題があるので
この点を注意すればよりいいです。
(第三者検査などでカバーする事をお薦めします)