事例742『サイディングの変形』
3連休明けで連絡が多かったです。
現場に出ている以外は、その対応で終わってしまいました。
■(1)今回の事例______________
「サイディングの変形」
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◆写真解説
サイディングの浮き。熱等による収縮を繰り返し、材が反り、
釘が浮き、シーリングも切れた。
隙間から雨が入れば雨漏りする恐れがある。
◆内容説明
サイディング材は固そうに見えますが収縮をします。
特に古いものは、変形が大きい。
留めつけなどが悪いと、繰り返す収縮によって
釘が緩んで材が浮いたり、シーリングが切れやすい。
◆対策
メーカーが施工マニュアルを出しています。
下地からマニュアル通りの施工を行う。
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■(2)編集後記
他の検査会社の書類を見る機会がありました。
記載に間違いはありませんが、依頼者を少し
煽りすぎではと思う書類でした。
指摘項目を増やし、請求金額を増せば依頼者は喜ぶかもしれません。
しかし、最終結果が請求した額とかけ離れていれば
あとでがっかりしてしまいます。
金額的には反対ですが、最初、安いことを言っておいて、契約後
高くなるのと、損した気になるという点では心理的に同じです。
紛争ごとにおいては、過度な期待を持たせないことが大切です。