事例743『屋根からの雨漏り』
高3の娘が今週受けた学校の入試。
作文の題は、「今一番興味があること」
何を書いた?と聞いたら
「ミドリ虫について」という答え。
一生懸命作文の練習をしていたけど
想定していない題だったので、少し詳しいミドリ虫
になったようです。
この学校、化学や生物系ではありません。
■(1)今回の事例______________
「屋根からの雨漏り」
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◆写真解説
中古住宅検査で発見した屋根の雨漏り。
野地板の表面は腐っている可能性あり。
◆内容説明
屋根材の下の野地板が濡れている。
部屋の天井には雨漏り痕がないため、
検査で屋根裏に入らなければ気づかなかった事例。
下地防水の施工に不備がある可能性あり。
木造住宅では屋根材の下にルーフィングという防水紙を張る。
この紙の施工がいい加減な場合がある。
以前、今回と同じような雨漏り現場で、屋根をめくったら
端から1Mほどルーフィングが未施工でした。
◆対策
屋根下地防水のチェックは、タイミングが難しい。
下請け業者選びが重要です。
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■(2)編集後記
昨日、今日と主にリフォーム瑕疵の書類を書いていました。
いろいろと複雑で、構造の部分だけでも5時間くらいかかりました。
その間は電話も出ずに集中していました。
リフォームは新築より法令順守の意識が薄く、
とんでもない施工をされてしまうケースが多い。
それでもきれいに仕上がってしまえば、
施主さんは瑕疵に気付くことはありません。
今回検査に入り、リフォーム工事によって
耐力壁のほとんどを取られてしまったことが発覚。
検査を依頼してなければ、施主さんが気づくのは
大地震のあとだったでしょう。