事例758『溶接不良』
午後一番の岐阜県の現場で雪に降られ。
戻る途中は、晴れていましたが、また雪が降ってきました。
明日は、ずらせないスケジュールで一杯。
今晩、積もらないことを祈ります。
■(1)今回の事例______________
「溶接不良」
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◆写真解説
水平ブレースが取り付く、ガセットプレートの溶接不良(鉄骨造)。
溶接不良は、大地震時に破断しやすい。
◆内容説明
どんな構造においても接合部は重要です。
鉄骨造はボルトか溶接で接合します。
溶接は工場での接合作業になりますが、
溶接工の技量や知識不足によって不具合が出る場合がある。
溶接不良の種類は、溶け込み不良、融合不良、割れ、
内部の空気残留など数種類に及ぶ。
大手ハウスメーカーでも、溶接不良を見かけることがあります。
過去に指摘をすると、床荷重だけを支えるもので、
構造的に重要でないため、問題がないという回答が来ました。
部分的に雑でもOKなんでしょうか。
◆対策
製造工場の選択及び、溶接の監理、チェックを行う。
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■(2)編集後記
欠陥住宅の相談で、どこまで検査をしたらよいか
聞かれることがあります。
構造など安全性に関わることにミスがある可能性が高ければ、
費用をかけてでも、とことんやるべきだと思います。
見える個所がいい加減な場合、隠れた構造、断熱などは
もっといい加減な可能性があります。
何もしなかったら、隠れた重大な瑕疵があっても
そのままになってしまいます。