事例774『柱の結露』
1日現場にいると体がバテます。
急に暑くなったため、体が慣れていないのでしょう。
明日からも数日、丸1日の現場予定が続きます。
徐々に体も暑さに慣れるでしょう。
■(1)今回の事例___________
◆写真解説
鉄筋コンクリートの柱、断熱材がないため結露を起こし、
クロスが剥がれた。
◆内容説明
外部に面する柱や梁を断熱しないと、
確実に結露が起こります。
古い建物なら、柱や梁部に断熱材がないケースは珍しくないが、
比較的築年数は浅い。
この建物、断熱材の施工も全般的に薄かった。
設計で壁、屋根共に25㎜になっているが、屋根は10㎜以内の施工。
壁など各所で結露が発生し、クロスが剥がれたり
カビが発生しています。
◆対策
分譲マンションでは工事中の施工状況をチェックをすることは、ほぼ不可能。
断熱材の仕様、施工範囲をよく確認してから買うか、
内覧時に第三者の建築士に断熱材の施工をチェックしてもらう。
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■(2)編集後記
昨日検査に行った現場、居室の換気扇がつながっていなかった。
換気扇は天井埋め込み式タイプのもの。建物は築15年ほど。
部屋の排気は全て天井裏に排出され、
天井裏は黒いほこりでかなり汚れていました。
ダクト式の換気扇の場合、見えない箇所の接続はあとから分からない。
設備業者の自主検査を確認する必要があります。