経年劣化、実は施工不良
賃貸マンションのオーナーが、外壁タイルの剥離の修理を求め
ゼネコンを提訴したニュースを目にした。
大半のマンションは、最初の定期検査でタイルの浮きがある程度発見される。
発見されても施工不良ではなく、経年劣化と判断されて、
修理費用はマンション所有者負担となるケースがほとんど。
今回、施工者を提訴したことで、裁判の結果によっては
今後、この手の訴訟が増えることが予想される。
木造住宅で言えば、シーリングの切れなどは、経年劣化ではなく
施工不良であることが多い。おかしいと思ったら検査すべきです。
最近、マンションのタイルの浮きは赤外線サーモグラフィーカメラで調べます。
昔は1枚1枚叩いて検査をしていました。当然、微妙なものは叩く人の判断になります。
弊社所有のカメラもタイルの浮きを検査できる機種です。
ただ、定期報告に関する業務は、検査の意味合いが違うため、この業務は請けません。