事例791『遮熱材の落下』
1日瑕疵検査でした。終わるころには、
いろいろ考えることがあり、頭の中が一杯。
また、帰りの車中で、検査中に連絡を頂いた方へ
電話をしていたため、この現場のあと、帰る途中で
立ち寄る現場があったのをすっかり忘れてしまい、
事務所まで戻ってきてしまいました。
先方にはお詫びを入れ、明日伺うことになりました。
■(1)今回の事例______________
「遮熱材の落下」
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◆写真解説
屋根の遮熱部材の落下。これでは効果がない。
固定不良が原因。
◆内容説明
夏の暑さ対策として、遮熱シートが数年前から
使われるようになった。
自動車や家のガラスに付ける、シェードのようなものです。
所定の位置にきちんと付けないと、効果がありません。
◆対策
壁内や小屋裏など見えない箇所に施工するものなので、
工事中に確認することが重要です。
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■(2)編集後記
大分県杵築市での住宅火災のニュースで焼け跡をみると、
木造住宅の防耐火性能を上げるべきだと思います。
スプリンクラーの設置は現実的ではないため、
最低、省令準耐火構造にして、きちんと施工をすれば
延焼を遅らせることができます。
延焼を遅らせれば、命が助かる可能性が上がります。
「省令準耐火構造」は、希望すれば、どこの工務店でも施工してくれます。
ただし、規定が細かいため、無知な業者にやらせると
所定の防耐火性能は確保できません。