事例802「構造金物の不備」
今日は暑くなりました。
現場予定がないため、自由に時間を使えます。
早朝出社し書類作成業務を2時間ほど行い。
その後気分転換を兼ねて私用を済ませに帰宅。
また事務所に戻り、今から書類を書きます。
■(1)今回の事例______________
「構造金物の不備」
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◆写真解説
木造の柱を緊結する金物。
L字のかど金物をこの箇所に使うと釘が2本打てない。
当然NGであり、別の金物を選択する必要がある。
◆内容説明
告示1460号1項2号(ろ)に該当する
柱の引抜きを抑える金物。
この告示が施行されてから15年。かなり基準が知れ渡り
ミスは減っていますが、完全には無くなっていません。
他の何かに干渉し金物が付かないケースがあります。
その時は、形状の違う金物を用意しないといけません。
写真の例は、わざわざ買うのが面倒なため、
そのまま付けられたと思われる。
◆対策
瑕疵保険の検査では金物が付いていれば
釘が1,2本少なくてもOKになることもあります。
隠れてしまう前に全数チェックを行う。
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■(2)編集後記
「30年後も満足できる2世帯住宅」というCMの言葉が気になった。
内容は資料を取り寄せないと分かりませんが、
2世帯が1世帯になった時のことをどう想定しているか。
30年先の住宅の変化にどう対応していくかなど、興味があります。
時代の変化が早い今、30年後を予想することは
非常に難しいと思います。