事例829「小屋束、緊結不良」
朝一番でやや遠方へ検査に行きましたが、渋滞をうまく回避。
今日の検査は予定どおり無事完了しました。
書類作成は予定より遅れぎみ。
明日いっぱいで何とか追いつく予定です。
■(1)今回の事例______________
「小屋束、緊結不良」
_______________________
◆写真解説
小屋束の接合ピン抜け。完成後の検査で小屋裏に入り発見。
指摘後の是正でピンを挿入する前の写真。
◆内容説明
屋根を支える小屋束。
大地震時など小屋束が抜けてしまうと屋根が崩壊する。
そのため端部の緊結は非常に重要です。
小屋裏全体、写真以外であと2本ほどピンが抜けていた。
瑕疵検査や社内検査で全数検査を行っていないと思われる。
柱、梁の接合ピンは仕上がると見えません。
小屋裏で4本抜けていたことから、
1,2階でも何本か抜けている可能性が高い。
◆対策
構造検査時に全数チェックを行う。
==============================
■(2)編集後記
今日も床下に入りました。
点検のしやすさの条件は、
・基礎の立ち上がり高さは400mm以上あると楽。
(長期優良の最低基準330mmではきつい)
・配管をできるだけ内部に通さない。外へ最短で出す。
・電気、ガスは大引きなどの下に吊るす。
床下ロボットは今後も売れるとは思いません。
容易に人が点検できるような床下環境を設計で配慮していただきたい。