事例896「断熱欠損」
正月休み明け、たくさんのご依頼、問い合わせ、相談依頼を
いただいております。
明日からの3連休も検査、相談でほとんど予定が埋まりました。
■(1)今回の事例______________
「断熱欠損」
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◆写真解説
天井換気扇ダクト部分での大きな断熱欠損。
天井裏の普段見えない箇所。雑に施工されている。
◆内容説明
現在の省エネ基準で最高ランク家。
見えない箇所はお粗末な施工。
この家は有名メーカーの家です。
職人、監督などが断熱材の重要性を分かっていないため
このような施工になる。
写真で分かるように、最高等級と言っても
使用されている断熱材は薄い。
15年前の建売住宅と同じ仕様です。
日本の断熱基準は、諸外国に比べ高くない。
実際に住んでみて、これが省エネ住宅なのかと、
疑問に思う方が多い。
◆対策
断熱材は壁内、床下、屋根裏など、隠れた個所に施工するため
手を抜かれやすい。
施工時にチェックを行う。
床下、天井は、点検口があれば完成してからでも確認できる。
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■(2)編集後記
汚い現場は、検査もやりにくい。
物はあちこちに散乱しているし、床もごみだらけ。
また、室内はほこりが充満している。
掃除をほとんどしないため、床下や壁内はごみだらけのまま
仕上げられていく。
どこの現場へ行ってもきれいなのは「住友林業」。
その他、地元工務店でもきれいにしている会社もある。
現場がきれいな会社は、仕事もきれいです。