事例910 「配置ミス」
書類作成業務がたまっていたため、
ここ数日は、現場予定を多少調整していました。
書類の処理もひと段落。
明日は1日、欠陥検査です。
■(1)今回の事例______________
「配置ミス」
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◆写真解説
境界からの距離を間違えて基礎を施工。
位置出しを間違えたのが原因。
◆内容説明
境界からの離れ、図面で80CM。
現場で測ると1M。20CMのずれ。
配置ミスは、時々検査で見つけます。
10CMくらい間違えている例や、斜めに配置されている例が多い。
また、高さを間違えている例もある。
瑕疵保険の配筋検査は、配置を確認していない。
配筋だけ見ていると、配置ミスを見落とします。
また、もともとの測量がいい加減で
図面が間違っていることもある。
◆対策
あとから気づいても修正は困難。
建物の位置出し時に、高さや配置を複数でチェックをする。
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■(2)編集後記
最近寄せられるトラブル事例で、ある3社に対するものが多い。
3社は、有名な会社。
有名なだけに安心感もあるし、営業の対応も良い。
カタログなどは、かなり誇大表現しているので
この家は良いと思い込み、契約してしまう。
工事が始まるとミスが連発。
苦情を言うと、一応謝罪はあるが、
最終判断を顧問弁護士に委ね、納得いかない返事が来る。
中小工務店の方がトラブルになる確率が多いように思えますが、
有名メーカーでもトラブルは頻発しています。
契約前と全く違う態度に、怒りが収まらない方が多いです。