事例918「小屋束 緊結不良」
今日は暖かくなると期待し現場へ出掛けましたが、
意外と寒かったです。
週末は福祉施設の検査。
風邪をひいている状態で検査に入れないため
いろいろ気を付けています。
■(1)今回の事例______________
「小屋束 緊結不良」
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◆写真解説
屋根を支える柱。本来金物で緊結しないといけないが
釘だけで留めつけてある。
柱の仕口が外れると、屋根が変形する。
◆内容説明
2×4の屋根組。
在来工法では、かすがい両面打ちが一般的で
指示しなくても理解している会社が多い。
2×4は大手を除き
この箇所の金物が未施工であるケースが多い。
◆対策
構造検査時に金物の施工をチェックする。
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■(2)編集後記
先回、瑕疵検査後にうまくいったことを書きましたが
その反面、苦労しているものも相当あります。
最近は弁護士の敷居が下がり
すぐに弁護士を立て、争う姿勢を見せるケースや
あっせん仲裁や裁判でおかしな判断が出ることも多いです。
横浜でマンションの建て替え事例が続きましたが
あれは本当に珍しいケース。
苦しんでいる方が相当見えます。