事例946「物干し金物、取り付け穴からの雨漏り」
今週は移動が多い週です。
移動時間をうまく使わないと仕事が溜まるため、
出来るだけ、移動時間も仕事するように心がけます。
■(1)今回の事例______________
「物干し金物、取り付け穴からの雨漏り」
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◆写真解説
物干し金物を固定するスクリューボルトからの雨漏り。
貫通穴部の防水が不十分。
◆内容説明
既製品の物干し金物。
多くの家で施工されているが、ここから雨漏りする事例は少ない。
取り付けスクリューボルトの頭を見ると色が本体色でない。
付属品でなく現場調達をした感じを受ける。
付属品であれば、ねじ部に防水シール加工されている。
現場調達する場合は、シーリングをするなど
防水対策することが必要。
◆対策
ボルト貫通部の防水を確実に行う。
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■(2)編集後記
約10年ほど雨漏りの原因を特定できていない現場に伺った。
水かけ検査は、長時間に及ぶことも多く、手分けの意味で
低所はスタッフ。高所は私が担当する。
低い箇所からかけていくので、最初はスタッフによる水かけ。
水かけは単純な作業ですが、適当にやっているわけではありません。
スタッフは私から指示された、かける角度、時間を守ってます。
かけ方を誤ると、同じ個所にかけても漏水しない場合がある。
この現場も、過去何度も水かけ試験しているが、実際に漏水したのは
今回が初めてだった。
かける角度や時間は、現場を見て、私が判断しています。