事例968「断熱性能が悪い家」
休み明けでスケジュールがしばらくぎっしり。
ミスが出ないように気持ちだけはゆとりを持ちたいです。
■(1)今回の事例______________
「断熱性能が悪い家」
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大手メーカーの省エネ新築住宅。
夏はエアコンが設定温度まで下がらない。冬の朝は室温が6℃。
◆内容説明
ここともう1社のプレハブメーカー。
標準仕様で現行の省エネ基準をクリアしているのに
冬寒い、夏暑いという苦情が数多く出ている。
原因は仕様規定や計算だけで基準をクリアさせているためです。
隙間だらけでも、天井の断熱材が薄くても通ってしまう。
実際の性能を確かめずに「快適」、「夏暑い」、「冬暖かい」
などと宣伝してはいけないと思う。
◆対策
プレハブの家に高断熱性を期待しない。
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■(2)編集後記
紛争の話し合いの場に立ち合い。
建築主と業者の言い争いが激しくなってきた時、
間に割って入り、止めようかと思いましたが、
現場監督の言い訳が面白くて、しばらく聞いていました。
「マニュアルどおりです」
「うちの標準施工です」
一般的におかしな施工が、当たり前に行われていると
認めてしまっています。
こちらに悪意があれば、いくらでもあげ足を取れます。