省エネ性能
大手ハウスメーカーのカタログを確認すると
断熱性についてかなりいいことが書かれている。
実際はどうなのか?
新築の建物でこの時期の朝、部屋の温度が外気とほぼ同じになるとか、
夏、エアコンが効かないという家を何件か見てきた。
図面や計算上の省エネ基準さえクリアすればよいという考えであること
現場の人たちが断熱材の施工に関心がないことなどから、省エネ性能がそれほど高くない。
実際、断熱材の施工は、あまり丁寧ではない。
隙間だらけでも気にしていない。是正前の一例を紹介すると
↓木造系 壁断熱材の隙間15mm
↓鉄骨系 柱部断熱材の隙間
気密性についても多くの工務店がC値1以下を目指している時代に
未だに5以下を仕様としているメーカーが多い。
(C値は小さい方が気密が高い)
一条工務店など一部を除き、省エネ性能はあまり期待しない方が良い。
また、デザインを優先し、居住性を考えない建築家も多くいる。
先日、検査した家は、大きな窓がたくさんある家。
明るくてよいが、ガラスは熱反射ではない普通のガラス。
入居後、エアコンが効かなくて、もう1台エアコンを設置したが、それでも暑い。
家の省エネ化が進む中、暑い寒いのもめごとは案外多いです。