事例1017「天井断熱材の隙間」
月末で非常に車が多いです。
どこへ行っても渋滞。
ぎりぎりの予定を組んでいると遅刻してしまいます。
■(1)今回の事例______________
「天井断熱材の隙間」
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◆写真解説
紫色部分は天井断熱材の隙間。
グラスウールをきちんと敷き詰めていないのが原因。
◆内容説明
断熱材施工の基本は、隙間なく施工する事。
仕上げてしまうと見えないため、いい加減に施工されることが多い。
グラスウールなどでも、丁寧に施工すれば隙間を無くせます。
換気ダクトなど天井面に突起物が多い場合はすき間が出やすい。
設計段階で屋根断熱にするなどした方が良いです。
◆対策
天井の石こうボードを貼る前に、隙間などをチェックする。
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■(2)編集後記
新築検査中の指摘で、修理可能であるにも関わらず、
建て替えを希望されるケースがある。
修理可能であれば、法的手段に出ても認めてもらえることはありません。
最近も1件、建て替えを希望したお客さんがいました。
業者はこの先、お客さんと付き合えないと判断し、解体。
業者側から契約解除を希望した。
建て主にとって、金銭負担なく、建て替えてもらえたのは幸運ですが、
時間の無駄はどうにもなりません。また、次に建てるとき、
この事実を相手に知られてしまうと、業者選びに苦労します。
スポーツ選手が大きな大会で、緊張からミスしてしまうように、
建て主が絶対に失敗したらダメだと、プレッシャーを与える現場ほど
偶発的なミスが起きやすいように思えます。
私も新築検査の際は、あまりプレッシャーをかけないように心がけています。