瑕疵検査
今日は1日、欠陥検査。年度末のバタバタが今週一杯続く予定です。
中古住宅のインスペクションの普及で、民間インスペクターの認定をする団体が増えています。
弊社は現在、国の制度に関わる検査は行っていません。
もともと弊社が行っている中古住宅検査は、制度で求められている内容より、
かなり突っ込んだ内容の検査のため、その検査だけを求められると、検査が簡易になるからです。
インスペクションの資格があるからと、瑕疵検査を行ってしまう方がいる。
きちんとやれば構わないが、誤った判断をしているケースが多い。
昨日検査に行った家も、プロのインスペクターを名乗る人が、
おもちゃみたいな道具で検査し、瑕疵だと主張をした。
その判断がおかしいと疑問が出たため呼ばれた。
実際に1箇所確認してみると、その機械の判断は完全に間違っていた。
プロとして検査をするなら、高額でも道具くらいは揃えるべき。
中古インスペクションだけなら10万円ほどで道具が揃うが、
瑕疵検査になると数百万円の道具を揃えないといけない。
誤判断で迷惑が掛かるのは、依頼者と業者。
間違った検査判断のおかげで、かなり振り回され、弊社に行きついた。
その他、瑕疵にならない内容を瑕疵だと主張しているものもあった。
あとあと100%認められない内容を、瑕疵だと主張していくのも無駄。
依頼者の時間、お金を奪うだけです。
依頼者の顔色を伺い、判断に融通をきかすのは、結果として依頼者のためにならない。