ミスが起きる要因
NHK「ど~なったあのジケン」の中で、現場ミスが起きる要因の一つとして
「法改正を知らずに施工する知識不足」をあげた。
法改正が行われても、自分で情報を取りにいかないと、知らないまま。
法律知識が重要な弁護士や税理士等は法改正に敏感だと思いますが、
建築士は案外、法改正に疎い。
それでも、確認申請に関わる業務を行っている人以外は、あまり困らない。
法改正があると、解説本が出ます。
下の解説本は約500ページ。全て頭に入る訳もなく、
改正された内容を頭に残しておいて、詳しいことは、必要な時にページをめくり調べます。
解説本と言っても、非常に分かりにくい。
分かりやすく解説したものがあれば、それも買います。
法改正が早く、広く認識されるには、業界の改革が必要です。
2000年、木造の構造、防火基準が大改正された際、
改正から1年目で大手メーカーの一部が理解、
2~3年で中堅メーカーまで理解、
10年で90%くらいのメーカーが理解。地方の零細工務店など、
残り一部は10年以降も法改正を知らないままという感じでした。