事例1028 「通気が抜けてない外壁通気層の湿度」
欠陥検査へ向かう車中で書いています。
いつもの渋滞する四日市を渋滞なしで通過。
これから梅雨時にかけて、行楽の車は少なめです。
■(1)今回の事例______________
「通気が抜けてない外壁通気層の湿度」
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◆写真解説
上部で通気の抜け口がない、外壁通気層内の湿度。
通気を抜くことの重要性がわかる数字である。
◆内容説明
室内側から壁に穴をあけ、温湿度計のセンサーを通気層内にセットした写真。
日が当たると、資材から水分が蒸発、湿度が上がる。
水蒸気が室内側に移動し、エアコンで冷やされた壁に接すると、結露が発生する。
その後、結露水にカビが付く。
外壁や屋根の通気層は、上下両側を解放する必要がある。
片側だけ空いていても空気は抜けない。
太陽で暖められた空気は上に上がるため、上部の開放が重要です。
◆対策
通気層の空気の抜けを考えない建築関係者が多い。
雨漏りするからわざと設けないと言い訳する人もいる。
最近は、通気部材もいろんな種類が発売されている。
設計、施工段階で通気の抜けを確認する。
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■(2)編集後記
検査業務を始めて15年以上経過。
IT技術の進化に伴い、いろいろ新しいものが出てきています。
来月、新築検査のソフトとハード面を改良する予定です。
写真などに関しては1度も改良していないので、大幅改良になる予定です。
時間短縮などにはあまり効果はなさそうですが、
時代遅れにならないため、バージョンUPをいたします。
検査自体の質はかわりませんのでご安心ください。