事例1038 「けた行き筋交い未固定」
一昨日の夕方から、急な検査、長い打ち合わせ、
予定時間を大幅にオーバーする検査など、
食事をする暇もないくらいバタバタしていました。
何とか、複数の締め切りごとも予定どおり完了。
今日は、新幹線移動など、移動時間が長いです。
■(1)今回の事例______________
「けた行き筋交い未固定」
_______________________
◆写真解説
小屋裏の変形を防ぐ、けた行き筋交い。
小屋束への釘打ちが未施工。打ち忘れ箇所が多いと構造的な影響が出る。
◆内容説明
1,2箇所程度では大きな問題にはならないが、ほぼ全体で打ち忘れていたり、
留めつける釘が小さなケースがある。
全体を打ち忘れているケースは、躯体組み立て時に仮止め。
その後、全体の固定を忘れる。
構造検査時に確認できる箇所。
ただし、釘頭は2階床から見上げる場合、見にくいため、見落としやすい。
正しい施工は、N50 2本平打ちする。
◆対策
目を凝らば、2階からでも確認できる。
構造検査時にチェックする。
==============================
■(2)編集後記
先週、高校の先生と話をする機会がありました。
大学の工学部の受験話になり、今は機械、建築系が難しく、電気工学はその下のランクらしい。
私の時代は、今と正反対。電気工学系に入るのが圧倒的に難しかったし、
電気工学科の学生は、勉強ができるレベルが違った印象があります。
建築業界、職人や現場監督は人気がない反面、大学は人気。
何となく、理由は分かります。