事例1039 「排水管逆勾配」
今週末から、遠出が多くなります。
新築検査に余裕があるため、愛知にいる日が少なくても問題ありません。
名古屋は暑いので、この時期、出張していた方がいいです。
■(1)今回の事例______________
「排水管逆勾配」
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◆写真解説
洗濯排水管の勾配が逆。
今までの検査データから洗濯、キッチン排水に逆勾配が多い。
◆内容説明
排水管勾配が反対。
解説に書いたように、洗濯やキッチンの配管に多く見られる。
複数の水道屋さんに話を聞けば、理由がわかると思う。
配管勾配は管径65mm以下は1/50。
75,100mmは1/100が最小勾配。
納まり的に勾配が規定を下回るケースもあるが、逆勾配は容認できない。
◆対策
完成時に配管勾配を確認する。
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■(2)編集後記
工事現場の長時間労働が問題視されています。
この業界も、昔から労働時間が長い。
私も入社1年目は、毎晩1時ころまで仕事していた。
週に2回くらいは、その時間から飲みに付き合わされて、非常にハードだった記憶しかない。
また、資材が盗まれないように、現場で寝ていたこともある。
現在、現場所長など責任者が私と同年代だと思う。
長時間労働を当たり前に経験しているため、それがおかしいと思わないかもしれない。
時代が労働時間短縮に向かう中、建築現場がどう対応するのか
以前から気になっていました。
住宅メーカーなど見ていると、仕事に支障が出ても、
強制的に残業をやめ、休みを取っている感じを受けます。
根本的に何かを変えていかないと、どこかにしわ寄せが来ると予想します。
ロボットや人工知能などによる改革が必要な業界だと思います。