事例1043 「床の結露」
今日は日帰りの遠出(往復620KM)。
先週に比べますと、高速道路の車の数が激減。
スムーズに行って来れました。
■(1)今回の事例______________
「床の結露」
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◆写真解説
床の結露。収納内の水蒸気量が多い。
ドア下から入り込むエアコンの冷気で床が冷やされ、結露が起きる。
◆内容説明
水蒸気がこもりやすい収納。
飽和状態に近いくらいの水蒸気が溜まっていたと思われる。
最近、逆転結露と言われる夏に起きる結露が増えている気がする。
室内に起きる結露は、家の気密が高くなっている割に、
24H換気がきちんと機能していないことも原因の一つだと思う。
気密を高めすぎるのは良くないと思い込んでいる方が多い。
高気密が施工できないハウスメーカーが負け惜しみに言っているから
そう思い込む方も多いようです。
実際は中途半端な気密の方が良くない。
結露が起きやすい家は、24H換気が機能していない。
湿気が壁内、天井裏などにこもっていて、家の中が湿気ている。
そもそも、断熱材の施工方法を勘違いしているケースが多い。
ある断熱材メーカーは、湿気対策を何も教えていない。
◆対策
湿気がこもらない家を設計する。
無知な設計者、メーカーに設計を任せない。
結露対策ができる設計者は、なかなかおりません。
結露発生のメカニズムがさらっと言える人も少ない。
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■(2)編集後記
今日発売の日経ホームビルダー。
今月号に私の記事の掲載はありません。
連載が終わったわけではなく、誌面の都合で、掲載されていません。
今年に入り、2回目の不掲載。
原稿は予定どおり書いているため、原稿の貯金ができています。