事例1052 「ホールダウンボルトが細い」
新幹線の中からの更新です。
選挙期間中のため、国会議員を駅などでよく見かけます。
今日は片山さつぎ議員と山本一太議員を駅で見かけました。
帰りも名古屋駅で誰か見かけるかもしれません。
■(1)今回の事例______________
「ホールダウンボルトが細い」
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◆写真解説
地震時の柱の引き抜きを防ぐホールダウンボルト。
規定(M16)より細いボルト(M12)が使われている。
所定の耐力が期待できない。
◆内容説明
ホールダウンボルトはM16を使用する。
木造住宅の大工や監督にとって、必須の知識です。
未だに間違えるのは、法律、基準に疎い、誰かに指摘を受けないからだと思います。
ボルト径が細いと、地震時の大きな力に耐えられない恐れがある。
◆対策
構造の検査時に確認する。
プロであれば、見るだけでM12かM16か区別できる。
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■(2)編集後記
今回の件に関する告示が出てから15年以上経過しています。
未だに基準を理解しなくても、仕事ができるこの業界はおかしいです。
日産や神戸製鋼のニュースを見るたび、住宅業界よりは、ましだと思ってしまいます。
明日は建築総合展NAGOYAのセミナー。
満員御礼。毎回、セミナーでは情報の出し惜しみは致しません。
前準備は、ぎりぎりの明日午前中がメインです。