事例1058 「早期のシーリング切れ」
観光が盛んな場所へ検査に行ってきました。
紅葉も有名ですが、山や街を見る限り、色づきはいまいちでした。
ここ2,3年、紅葉が綺麗でないと感じております。
■(1)今回の事例______________
「早期のシーリング切れ」
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◆写真解説
築1年目に発生した外壁シーリング切れ。
雨漏りの原因になることもある。プライマーの施工不良。
◆内容説明
シーリング材自体に接着性はありますが、さらに接着を強めるため
シーリングを打つ前にプライマーを施工します。
最近は、塗装済のサイディング材が主流。色が付いたプライマーを使わないため、
塗り忘れが起きやすい。(プライマーは外壁に等に付くと落とせない)
サイディング材は収縮する材料であり、プライマーの施工忘れは
写真のように界面でシ-リングが切れやすい。
シーリングが切れても、下地防水がきちんとしていれば雨漏りしないが、
施工不備であり、修理が必要。
◆対策
シーリング工事を終日監視するのは難しい。
職人への施工の徹底が重要。
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■(2)編集後記
明日は午後からTVのロケ。
今回もひどい事例にカメラを入れます。
ひどい実態を広く知っていただき、業界が変わっていくことを期待します。
今月はTVロケ2件。雑誌などの取材3件。(自費を払っての広告取材ではないです)
月末に大半が集中する予定であり、忙しくなりそうです。