事例1060「壁断熱材未施工」
次のTV撮影が決まりました。
撮影予定の家は、日産やスバルの無資格検査が小さく思えるくらいの内容です。
関東地区での放送となります。
その後、一部の地方でも放送される予定です。
詳細が決まりましたら告知します。
■(1)今回の事例______________
「壁断熱材未施工」
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◆写真解説
換気扇スリーブまわりの隙間から見えるはずの壁断熱材が見えない。
断熱材を入れずに壁をとじた。(工事中に発覚)
◆内容説明
壁の断熱材を入れずに内側の壁を施工した。
全てではなく一部。
過去、あるメーカーで同様の事例が相次いだ。
発覚の発端は、エアコン屋さんが壁に穴をあけた際に気づいた。
同じ大工の現場を、赤外線サーモグラフィーカメラを用い、
断熱材の有無を何件か確認しました。
故意の手抜きは、大工施工のグラスウールなどで起きやすい。
大工は、あとから発覚するとは思っていない。
◆対策
断熱材の検査を終えるまで、内側のボードを一切張らせない。
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■(2)編集後記
昨日の放送。相手業者は放送された内容以上に暴言を吐いています。
欠陥をつかまされた上に、暴言を吐かれては、怒りが増すばかり。
おそらくマスコミの介入を知ってしまったため、
今後、発言は慎重になると思います。
分譲住宅で、相手は複数。すでに責任の擦り合いも始まっています。
売主、仲介業者、設計監理者、施工者。
それぞれにマスコミが取材に行く予定。
さらに今後、行政も動く予定です。