事例1061 「給排水管未固定」
昨日、今日は新幹線や電車での移動。
荷物が多いので、駅の階段などが大変です。
普段、車移動が多いので、電車移動は疲れます。
■(1)今回の事例______________
「給排水管未固定」
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◆写真解説
給排水管未固定。本来1M程度の間隔で支持金具等を用い固定する。
◆内容説明
目に見えない個所だけに手抜きされやすい。
自然に大きく動くことはないが、人が触れた時、ずれたりすることも考えられる。
規定どおり固定することが重要です。
配管類の勾配や固定などについてに規定は、
主に公益社団法人 空気調和・衛生工学会が基準を定めている。
(「給排水衛生設備規準・同解説」SHASE-S 206 など)
基準法などの法律、基準に比べ強制力は低いが、検査で指摘をすると
素直に直していただけるケースが多い。
◆対策
床下は手が抜かれやすい箇所。
配管の固定や勾配が基準通りであるかチェックする。
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■(2)編集後記
今年に入り、裁判を行わないで解決している事件が増えています。
あと2件くらいは何とか年内解決できればと考えております。
紛争になるのは、中小、零細企業だけではありません。
有名、大手も結構ミスをしています。
事が起きてからの処理は結構大変です。
会社によっては、すぐに顧問弁護士が出てきて、クレーマー扱いされてしまいます。
家は金額が大きいため、トラブルのストレスは大きいです。
何度も依頼者の悔し涙を見てきました。
建築は、現場で職人の手によって造るため、ミスを0%にするのは、無理だと思います。
大きなもめ事にならないためには、やはり工事中のチェックが重要です。