耐震化目標
このニュースを読んで、国は現実が分かっていないと思いました。
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内閣府は27日、「防災に関する世論調査」の結果を発表した。
今回初めて住宅の耐震診断を実施しているか尋ねたところ、
「実施していない」と答えた人が51.5%だった。
政府は2025年までに耐震性が不十分な住宅をおおむね解消することを目標に掲げている。
2週間ほど前も耐震診断に行きました。
行政の無料耐震診断が実施されてから10年以上経過していると思います。
70代の依頼者に、なぜ今まで申し込まなかったと聞いたところ、
「悪い結果が出るのは当然。結果が出たところで補強する気はない。
子どもは他へ家を買い、この家には住まない。あと何年住むか分からない家にお金を掛けれない。
市役所からのDMが頻繁に届くため、今回申し込んだ」という回答でした。
大多数がこのような意見だと思います。
お金をかけて補強したところで、今の日本では家の価値はわずかしか上がらない。
生きているうちに地震が来ないかもしれないと思うと、大金をかける決断ができない。
今の現状で、政府の目標は達成できるわけありません。
最近は、補助金を使い耐震補強する家も減っています。
根本的にやり方を変えないと、大地震が来た時に大きな被害が出てしまいます。