事例1081 「かぶり不足」

昨日、今日は近くの現場ばかり。

明日からやや遠く(150KM~200)の出張が続きます。
暖かくなってきたので、車のタイヤもスタッドレスから普通タイヤに換えました。

 

■(1)今回の事例______________

「かぶり不足」
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◆写真解説

下の地盤が雨で緩み、サイコロが沈下、かぶりが無くなっている。
コンクリートを流し込まれると分からなくなる。

 

◆内容説明

基礎下の地盤はしっかり転圧しているはずですが、
雨が降っただけでぬかるんでしまう現場が多い。

写真は地盤が緩く、人が乗っただけで、サイコロが沈み、
かぶりがほぼゼロになっている状態。

コンクリートが鉄筋まわりに十分まわらず、
耐力不足、早期の劣化などが懸念される。

スラブ下のかぶりは、建築基準法施行令第79条の規定を守り6CM以上確保する。

 

◆対策

コンクリート打設前にチェックする。

 

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■(2)編集後記

今回の例、現場担当者が基礎配筋検査日を間違えて認識していた。
そのため、急遽現場へ行き検査を行った。

タイミングが悪ければ、そのままコンクリートを打たれていた事例。

ほぼかぶりゼロは、裁判所も建て替えを命じる可能性が高い瑕疵。
検査出来て良かったです。

コンクリートを打った後でも、かぶりは非破壊で確認出来ます。
ただし費用は高額になるため、前もって見ておくことが良いです。

この状態で瑕疵保険の検査は合格していた。
第三者検査を頼まなければ、重大な瑕疵が隠されるところでした。

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