保証逃れ
下の写真は、雨漏りで天井クロスがはがれた。
とにかく一度見に来て欲しいと依頼を受け、確認に行きました。
原因は、外壁のシーリング切れ。
ほとんど全ての外壁でシーリングが切れていた。
外壁はALC。防水はこのALCだけのため、シーリングが切れれば、即雨漏りにつながる。
話を聞くと、築1年目から雨漏りが発生。
施工者は、シーリングを打ち替えせず、切れた箇所を埋める補修を雨漏りのたびに行ってきた。
簡易な補修のため、補修箇所は再度、切れる。
切れて雨漏りすれば、再補修を繰り返した。
10年過ぎた途端、補修は有償だと言い出し、
全面やり替え500万円の見積もりを出してきたらしい。
(家自体も3階建てで大きい)
そもそもシーリング切れは接着不良が原因。
プライマーの施工不備か、濡れた目地にシーリングを施工したと思われる。
原因が新築時の施工不備であるため、初期に全面やり替えを施工者負担ですべきであった。
保証期間中は、補修で時間を稼ぎ、保証が切れたら責任逃れをする。
会社ぐるみでなく、担当者の判断で行っていると思われる。
大きな補修費を使うと、上から叱られるためでしょう。
外壁全てのシーリングが切れているため、養生のやりようがない。
今晩も雨漏りで、家の中が水浸しになるでしょう。
当然、このまま放置することはありません。
施工者あてに是正を要求する書類を送りつけます。
施工者、特に親会社はかなり有名な会社。
ヒント:鉄骨メーカー、親会社は世界的に有名、自動車でない・・