事例1089 「ジャンカ」
昼間は老人ホームの検査に行ってきました。
住宅以外の検査で、老人ホームの依頼は多い方です。
ここ数年、建築ラッシュです。
■(1)今回の事例______________
「ジャンカ」
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◆写真解説
べた基礎打ち継ぎ部の大きなジャンカ。
不具合個所をはつり取り、補修する必要がある。
◆内容説明
打ち継ぎ部はジャンカが出やすい。
日本コンクリート工学会のジャンカの程度の表に照らし合わせると
等級C~Dのレベル。(最悪がE)
検査で目にするジャンカの大半は等級Bであり、このくらいのジャンカはめったに見ない。
補修せず、放置をすれば、耐久性や構造耐力に影響する。
◆対策
基礎完成時にジャンカのチェックをする。
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■(2)編集後記
大手メーカーや工務店など、品質の勉強会、講習を行っている会社は多い。
定期的にやっているにも関わらず、あまり効果が上がらない、
ほとんど効果がないのは、職人の意識の問題だと思います。
今日紹介したジャンカも、見落とすレベルのものではありません。
それを補修もせず、放置するのは、隠れるからいいという意識からだと思います。
勉強会をしたうえで、車の免許のように取り締まりを行い、罰則制度を設けるとよいです。