急増している瑕疵
住宅の省エネ化で、結露被害が急増している。
特に多いのは、屋根の腐朽。
一昔前は、天井断熱がほとんどだった。
屋根断熱が増えているのが、原因だと思われる。
屋根だけでなく、壁や基礎でも結露が増えている。
大昔、断熱材を入れ始めた頃も結露が頻発したという文献を読んだことがある。
仕様の大きな変わり目は、不具合が起きやすい。
結露がひどくなれば、木材が腐朽し、また、カビも発生する。
雨漏り同様、水の被害に関する現象であるが、保証はないに等しい。
結露は仕方ない現象で、瑕疵ではないと主張する、業者や弁護士も多い。
今現在も、数件、結露被害の裁判をサポートしているが、結構、苦戦している。
サッシなど躯体の腐朽に影響する箇所以外の結露については、
雨漏り同様、10年の瑕疵担保保証や保険で守るべきだと思う。