事例1093 「基礎天端レベラーの剥離」
東海地方も梅雨入りしました。
雨よりも、蒸し暑くなるのが嫌ですね。
これからの季節、屋根裏へ入る現場は出来るだけ午前中に組みたいです。
■(1)今回の事例______________
「基礎天端レベラーの剥離」
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◆写真解説
基礎天端レベラーの剥離、接着不良が原因。
土台を載せる前に割れて浮き上がった。
◆内容説明
基礎の水平を出す材料で、今ではほぼ100%の現場で使用されている。
剥離の原因は接着不良。原因は以下が考えられる。
コンクリートを打設した直後に施工するケースでは
接着面の水を除去しなかった。
コンクリートが固まったあとに施工するケースでは
接着面のごみ、油分、レイタンス等を除去していない。
プライマー未施工等。
また、施工厚さが薄いケースもある。
これらはどれも手間がかかる作業。手抜きをされやすい。
メーカーには、接着性能の改善を求めたい。
浮いたとしても、土台で十分押さえれば、構造的な影響はないと考える。
ただし、アンカーボルトのナットが緩んだり、土台が痩せると影響がないとも言えない。
◆対策
土台施工前にチェックする。
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■(2)編集後記
ちょうど1週間後、テクノロジーネクスト2018が開催されます。
http://tech.nikkeibp.co.jp/campaign/2018/tecnext2018/
私が出るのは13日の「建築・住宅・IT・ロボット・AIが生む新ビジネス」
登壇するのは最後のセッションですが、
朝から会場内にいて、全ての話を聞く予定です。
きっと得るものがたくさんあると思います。
きょう最終台本が届きました。
TV撮影の時にようにカンペが出ないため、内容を覚えないといけません。