事例1094 「鉄筋径の間違い」
このところ躯体の木が雨で濡れたという相談が増えています。
少々の事でしたら問題ありませんが、繰り返し、大量に濡れると
影響が出ることもあります。
できるだけ濡らさない。濡れたら早期に乾かすことを
心がけてください。
■(1)今回の事例______________
「鉄筋径の間違い」
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◆写真解説
鉄筋径がD10、図面(D13)より細い。
コンクリートスラブの配筋。
◆内容説明
鉄筋径を太いもので統一すれば、施工ミスは起きにくいが、
コストの面からそのようなことは一般的には行われない。
床(スラブ)の配筋は、位置や方向により、鉄筋径が異なるケースが多い。
複雑になるほど、ミスは起きやすい。
径の大きい方へ間違えばよいが、小さい方へ間違うと耐力不足になる恐れがある。
◆対策
全数検査を行う。
鉄筋径は3mmごとにサイズが上がる。
慣れていれば、見るだけで径は分かるため、
全数検査をしても手間ではない。
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■(2)編集後記
明日は、テクノロジーネクスト2018に参加します。
私は一番最後のセッションに登壇。
ただ、事前チェックが12時ころのため、早めに会場入りして、
自分以外のセッションも見る予定です。
最新テクノロジーの建物への実用化が思っている以上に進んでおります。
明日は、もっと驚く話も聞けるでしょう。