事例1096 「構造用面材 釘間隔の不備」
真夏のような暑さになりました。
建物内の検査でも、最上階は暑いです。
断熱性能が良い家は、工事中でも比較的快適です。
夏の暑さを考えますと、最上階の断熱材は厚くしておいた方が良いです。
■(1)今回の事例______________
「構造用面材 釘間隔の不備」
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◆写真解説
構造用面材の釘間隔が広い。この面材の釘間隔の規定は@100mm。
構造用合板の@150mmと勘違いして施工。釘留めが少ないと耐力不足となる。
◆内容説明
合板以外に耐力面材が何種類かある。
施工前に釘間隔を指示しないと、間違えて施工するケースがある。
釘の間隔、合板の場合@150mmが一般的。
構造用面材では@125mmや100mm、75mmなどもある。
面材の耐力は釘の本数で決まる。
同じ面材でも、釘の間隔を狭めれば、耐力が高くなる。
設計で計画した耐力に応じた釘の施工が重要です。
◆対策
構造の検査時、釘の間隔を確認する。
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■(2)編集後記
今日の午前中は、名古屋地裁。
高等裁判所側の駐車場は満車。
向かいの家庭裁判所に車を止めました。
家庭裁判所の駐車場は、かなり広いですが、ほぼ満車に近い状態。
周囲の道路は朝の一部以外、路上駐車がOKなため、用事のない人は止めないはず。
それだけ、争いが多いという事でしょうか。