建売住宅の職人事情
名古屋も大雨です。日曜日まで雨の予報。
今日はニュースをチェックできていませんが、災害が起きてないとよいです。
この前、現場で大工さんに言われたことを書きます。
断熱材の検査で伺い、いくつか指示を出したところ、
「隣の大工がうらやましい。(工事中の分譲住宅)
検査が入らないから、手抜きができる。
俺は、あんたが来るから、手寧に仕事している。
そのため、手間がかかりすぎるのと、余分に材料を買うため、
1日5千円くらいにしかならない。やってられないよ!」
一瞬、ブチ切れそうになりましたが、冷静になりこう言い返しました。
「この会社の仕事、辞めたらどうですか。
行くところが無ければ、紹介しますよ」
職人不足でも、この状況。
時間給に直すと、愛知県の最低時給(確か871円)を下回ります。
請負なので問題になりませんが。
建売業者の競争が激化しています。
地元業者だけでなく、大手メーカーの建売も目立つ。
供給過剰な感じを受けます。
競争が激化すれば、価格競争も起きる。
結局、しわ寄せが来るのが、末端の人たち。
昔に比べ建売のイメージは悪くありませんが、
手抜きをしないといけないほど、単価が下げられると
悪いイメージが復活するかもしれません。
土地が気に入ったからと言って、安易に契約してはいけません。
欠陥住宅は、未だに数多くあります。
建物の品質を確認しましょう。
今日は1件、瑕疵検査の書類を完成させる予定。
修理に応じるか分かりませんが、高額な補修費用が掛かります。
現場監督や職人に知識があれば、起きなかった事例です。