海外現場の改善指示
雨のピークは過ぎたようです。
山崩れなどに対しては、家の中は安全ではありません。
大雨の際は、早めの非難を心がけてください。
海外の現場で、改善を強く求めたものは、鉄筋の結束線。
日本より2~3倍太いものを使っている。
太くて固いため、1箇所縛るのに、日本の5倍くらい時間がかかっている。
また、張り出しやすく、コンクリート打設の際、引っ掛かり、空洞ができやすくなる。
職人のリーダーと話をしたところ、これしか売っていないとの回答。
実際に私も手に取り、試しに縛ってみた。番線を縛っている感じでした。
現場のあと、建材店に直行。
店内を見せてもらうと、やはりこの1種類しかなかった。
そのあと、マンションの現場を見たが、やはり同じ太さの結束線が使われていた。
日本では、もっと細いものを使っていて、早く作業できると説明したが、
それでは、強度が弱くなると反論された。
どうやら、太い結束線で鉄筋を固め、強度を確保するという考えが浸透している。
結束線を日本と同じものにかえさせるのは、かなり難しい。
その国の標準施工になっているため、誰も私の言うことを信用しない。
逆の立場でも、海外から来たエンジニアが、日本のやり方を否定したら
そう簡単には信じないと思います。
工期も遅れることが多いようです。
結束を改善するだけで、工期は確実に短縮できると思います。
次回、行く機会があれば、たくさんの証拠を持っていこうと思います。