事例1098 「耐力壁下の人通口」
名古屋はしばらく、気温35度越えが続きます。
こういう時に限って、外の検査、小屋裏の検査が多いです。
この仕事も長くやっているので、暑さ対策は万全です。
■(1)今回の事例______________
「耐力壁下の人通口」
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◆写真解説
耐力壁下の基礎人通口。
柱下すぐ近くに開口があると、基礎に力が伝達されにくい。
◆内容説明
基礎に設けられる人通口。
床下点検で人が通るために設けられる。
木造の2階建ては、構造計算をする必要はない。
計算を任意に行ったとしても、基礎の計算を省略することがある。
また、明快な基準もないため、構造を考慮せず、位置が決められることが多い。
私が検査で見る限り、構造をきちんと配慮して設計されている基礎は50%くらい。
◆対策
構造建築士に、基礎の図面を作成させるなど。
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■(2)編集後記
近年、毎年豪雨の被害が出ているように思います。
地震対策ばかりに目が向けられていますが、
豪雨対策も立地によっては考えていく必要があると思います。
水浸かっても、すぐ乾く家。
土砂崩れに耐える家。
実現できそうですが、地震対策より、かなりの費用がかかりそうです。
あまりTVを見る時間がなく、西日本豪雨の被害状況を詳しく見ていません。
専門誌などで情報を得ようと思います。