事例1099 「大引きに付着したカビ」
岐阜県、多治見市などで40度超え。
5年ぶりだそうです。
今日は1日、1件の現場で瑕疵検査。
冷房の入った部屋と、そうでない部屋、屋外等を行ったり来たり。
体が暑さに慣れてきたためか、調子悪くなるようなことはありませんでした。
■(1)今回の事例______________
「大引きに付着したカビ」
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◆写真解説
1階の床下。大引きにカビの胞子が付いている。
基礎断熱で換気がなく、床下が湿気ているのが原因。
◆内容説明
床下に通気が有る無し関わらず、最近、カビの胞子をよく見かける。
1階床を雨に濡らすとカビが生えやすい。
床下に通気が有る場合、「床下空間は外部と一緒、問題ない」
という業者の回答が多い。
実際は、床下の空気は室内へ引っ張られる。
冬場、1階のコンセントから風を感じるのは、
床下の空気が入っているから。
少量であれば、カビ臭さを感じることはない。
カビが生えた場合は、薬品処理などを行う。
◆対策
養生をしていても、濡れてしまう事はある。
完成時、床下を確認する。
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■(2)編集後記
しばらく、晴天が続きます。
年によっては、まだ梅雨が明けてない時期。
今年は早々に梅雨が明け、その分、猛暑になっています。
今現在、基礎や躯体組み立てを行っている人は、
雨に濡れず、運が良いです。
ただし、コンクリートを打つには厳しい気温。
生コン工場は、気温に応じて、暑中コンクリートの対応をしていると思います。
問題は運搬や現場。住宅レベルの現場できちんと管理が出来ているか心配です。