事例1104 「床下断熱材のたれ」
今日1件目は遅めのスタート。
その分、夕方まで現場です。
昨日から、少し涼しくなりました。
夏の終わりを感じ、寂しさもありますが、
現場へ行くのが、気持ち的に楽です。
■(1)今回の事例______________
「床下断熱材のたれ」
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◆写真解説
固定不良のため、グラスウール(床下断熱材)の中央が垂れている。
隙間から室内側に外気が入り、断熱効果を落とす。
◆内容説明
発泡スチロールのようなボード状の断熱材は、垂れやすく、
グラスウールは垂れにくいという認識でした。
床下に使うグラスウールは密度も高く、固い。
大引き間にしっかりはめ込めば、通常は垂れにくい。
写真の現場、大引きとの間に隙間があり、突っ張れていない。
また、厚さも薄めのため、垂れやすい。
誰が施工しても垂れにくくするような商品開発を
メーカーに求めます。
◆対策
施工時又は完成後に垂れをチェックする。
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■(2)編集後記
価格だけを見て業者を選び、欠陥住宅をつかむ。
ぎりぎりの予算で家を建てたため、紛争になっても紛争費用がない。
そんな事例がよくあります。
ローコストメーカーでも、しっかりしたところは数多くあります。
業者選択を間違えないことが重要です。
家を建て、不幸のどん底に落ちている方を何人も見ています。
トラブルがあってから相談するより、建てる前に相談してください。
出来ましたら、業者を選ぶときに相談することをお勧めします。
レベルが低すぎる業者と契約をされた場合、
契約内容が優先し、検査だけではどうすることもできない部分もあります。
もちろん、坪100万円超でも欠陥住宅は数多くあります。
高くても安くても、業者選びが重要です。